それは、誰もが知っている物語。アリスが迷い込んだのは、動物たちが言葉を話す不思議な世界。巨大なイモムシにイタズラされたり、ブタに襲われたりと散々な目に遭いながらも、アリスはどうにか元の場所に帰ろうと歩きまわる。「仕方ないわ。お城に行ってみよう」アリスはまだ気づかない。動物たちが自分を襲うのも、賢いグリフォンと愛し合うのも、優しい国王が自分にだけいやらしい視線を向けるのも、すべてすべて、彼女自身に理由があることに。狂っているのは、果たして誰なのか。これは、誰もが知っている物語。けれどその結末は、貴方しか知らない…。ある日、美○女が白ウサギを追って落ちた穴の先は、如何わしい、ふしだらな国に繋がっていました。